基礎知識
ドライとウェットの成分は「乾物換算」でないと比べられない
※公開時に獣医師監修を付ける前提のドラフト記事です。
パウチのウェットフードに「リン0.15%」、ドライフードに「リン0.68%」と書いてあったら、ウェットのほうがずっと少なく見えます。でもこの比較、実はほとんど意味がありません。
水分が「かさ増し」している
ウェットフードは約8割が水分です。水分を除いた「乾物」に直して計算すると、リン0.15%のウェット(水分83.7%)は乾物あたり約0.92%。リン0.68%のドライ(水分6.5%)は約0.73%。見かけの数字と大小が逆転します。
メーカーによって公表の基準も違う
さらにややこしいことに、ほとんどのメーカーは「現物ベース(水分込み)」で公表しますが、ヒルズのように最初から「乾物量分析値」で公表するメーカーもあります。また「0.5%以上」という最低保証値と、「標準値」「実測値」でも意味が異なります。カタログの数字を並べるだけでは、正しい比較にならないのです。
当サイトの換算ルール
リンとねこの成分データベースは、①乾物公表のメーカーはそのまま、②現物公表のメーカーは公表水分量で乾物換算、③水分が非公表の場合はドライ10%/ウェット78%と推定して「水分推定」と表示、④数値の種類(標準値/最低保証値)を併記——というルールで、できる限り公平な物差しにそろえています。